皆さん、こんにちは。今日は新興企業であるエルイズビーのIPOについて詳しく解説したいと思います。エルイズビーは建設業や流通小売業など、さまざまな業種の現場で活用できるビジネスチャットツール「direct」を提供しています。同社のサービスはデジタル化が進む現場の業務効率化やコミュニケーション改善に貢献すると期待されています。本ブログでは、エルイズビーの事業概要から業績推移、そしてIPO概要、さらに同社の成長性と将来性について詳しく解説していきます。新規上場企業への投資に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
1. エルイズビーの事業概要
エルイズビー(L is B)は、建設業、流通小売業、インフラ業、運輸・交通業などの現場での業務課題を解決するためのデジタルサービスを提供しています。同社は建設現場や店舗などの現場における業務効率化やコミュニケーション改善をサポートするため、主力製品である「direct」というビジネスチャットツールを開発しています。
「direct」はスマートフォンで直感的に操作できるユーザーインターフェースを備え、タスク管理や掲示板、スケジュール管理などの機能を提供しています。さらに、「direct」は他のアプリやサービスとも連携し、さまざまな業務の効率化を支援しています。
エルイズビーは情報資産の保護にも力を入れており、情報セキュリティマネジメントシステムを構築し、ISO/IEC 27001:2013及びISO/IEC27017:2015の認証を取得しています。セキュリティ事故の発生ゼロを目指し、利用企業の情報セキュリティを確保しています。
同社のサービスは建設業界や小売業界など、さまざまな業種で利用されており、現場の業務効率化やコミュニケーション改善に貢献しています。エルイズビーは現場DXの推進を支援する一方で、情報セキュリティの確保を重視しています。
以下はエルイズビーの事業概要の要点です:
– エルイズビーは建設業、流通小売業、インフラ業、運輸・交通業などに特化したデジタルサービスを提供している。
– 主力製品である「direct」はビジネスチャットツールであり、現場の業務効率化やコミュニケーション改善をサポートする機能を備えている。
– 「direct」はスマートフォンで操作しやすく、タスク管理、掲示板、スケジュール管理などの機能を提供している。
– エルイズビーは情報セキュリティに力を入れており、ISO/IEC 27001:2013及びISO/IEC27017:2015の認証を取得している。
– エルイズビーのサービスは建設業界や小売業界などさまざまな業種で利用されており、現場の業務効率化やコミュニケーション改善に貢献している。
– エルイズビーは現場DXの推進を支援し、情報セキュリティの確保を重視している。
2. エルイズビーの業績推移
エルイズビーの業績は次のように推移してきました。
売上高の増加傾向
エルイズビーの売上高は右肩上がりで増加しています。2018年12月には362百万円だった売上高が、2022年12月には971百万円にまで成長しました。これはサービス利用者の拡大を示すものです。
赤字拡大の経常利益
一方で、エルイズビーの経常利益は赤字が拡大しています。まだまだ投資フェーズであることがわかります。2018年12月には15百万円の利益でしたが、2022年12月には経常赤字266百万円となりました。
当期純利益も赤字
エルイズビーの当期純利益も赤字です。2018年12月には14百万円の利益でしたが、2022年12月には累積赤字316百万円となっています。
純資産額の増加
一方、純資産額は増加しています。2018年12月には76百万円だった純資産額が、2022年12月には590百万円にまで成長しました。
1株あたりの純資産額と純利益
1株あたりの純資産額は減少しています。2018年12月には2,359円だった純資産額が、2022年12月には142円にまで低下しました。同様に、1株あたりの純利益も減少しています。
自己資本比率の推移
自己資本比率は推移があります。2018年12月には58.8%だった自己資本比率が、2022年12月には46.1%まで低下しました。
だが、直近の決算期でのストック売上高を見ると、ストック売上高の比率が非常に高く、契約社数も大幅に増えていることがわかります。これは契約社数の増加に伴って赤字が解消される可能性があることを示唆しています。
エルイズビーはIPOで調達した資金を人件費やプロダクト開発費、広告宣伝費に充てて事業を拡大しています。早期の黒字化を達成し、継続的な成長に期待したいです。
3. エルイズビーのIPO概要
エルイズビーのIPOに関する概要を以下に紹介します。
1. 想定価格
エルイズビーのIPOの想定価格は920円となっています。
2. 仮条件
エルイズビーのIPOの仮条件は3月07日です。この日に、具体的な条件と株価に関する情報が発表されます。
3. 公開価格
エルイズビーのIPOの公開価格は3月14日になります。この日に、実際に株式が公開され、投資家に買い付けが行われます。
4. 公募株数
エルイズビーのIPOにおける公募株数は800,000株です。この株数が一般の投資家によって公開されます。
5. 売出株数
エルイズビーのIPOにおける売出株数は654,500株です。この株数が主幹事などから売り出されます。
6. 公開株数(合計)
エルイズビーのIPOにおける公開株数は1,454,500株です。公募株数と売出株数を合わせた総株数が公開されます。
7. オーバーアロットメント
エルイズビーのIPOにおいて、オーバーアロットメントとして218,100株が予定されています。需要が強い場合に、追加で株式が供給されることがあります。
8. 幹事団
エルイズビーのIPOの幹事団には、以下の証券会社が参加しています。
– 野村證券(主幹事)
– SBI証券
– 岡三証券
– 岩井コスモ証券
– マネックス証券
– あかつき証券
– 水戸証券
– 東証証券
– むさし証券
9. 委託見込
エルイズビーのIPOにおける委託見込には、以下の証券会社が含まれています。
– SBIネオトレード証券
– 岡三オンライン
– DMM.com証券
以上が、エルイズビーのIPOに関する概要です。異なる日程や株数、参加証券会社に注目し、投資の判断材料としてご活用ください。
4. エルイズビーの成長性と将来性
エルイズビーは、建設業をはじめとする現場向けのビジネスチャットツールを提供しています。その強みは、以下のような点にあります。
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ビジネスチャットツールへの需要増加: 近年、現場でのコミュニケーションが重要視されるようになり、ビジネスチャットツールの需要が急増しています。エルイズビーは、この需要を見越して現場向けの特化したツールを提供しており、顧客ニーズに合ったソリューションを提供できると評価されています。
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成長する市場: エルイズビーが提供するビジネスチャットツールは、建設業をはじめとして、流通小売業やインフラ業など、さまざまな業種で利用されることが可能です。これらの業種は常に成長し続けており、将来的にも需要が伸びることが期待されています。
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優れた業績推移: エルイズビーの業績は順調に推移しており、売り上げや経常利益は年々増加しています。特に2023年12月期は、売上1,279百万円、経常利益32百万円を達成しており、堅調な業績を維持しています。
エルイズビーの将来性については、以下のポイントが考えられます。
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拡大する顧客基盤: エルイズビーは既に一定の顧客基盤を持っていますが、今後も新たな顧客を獲得していくことが期待されます。さらなる業績拡大や市場シェアの拡大が見込まれ、成長性を高めていくでしょう。
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製品開発の継続: エルイズビーは、顧客のニーズに合わせた製品開発を継続して行っています。ビジネスチャットツールの機能やセキュリティの向上など、常に新たな価値を提供できるように努めています。これにより、競争力を維持し、市場においてリーディングカンパニーとしての地位を確立していくことが期待されます。
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テクノロジーの進化に対応: エルイズビーは現場DXサービスを提供しており、テクノロジーの進化とともに需要が拡大していくことが予想されます。また、エルイズビー自体も最新のテクノロジーを積極的に導入し、顧客の業務効率化や生産性向上に貢献していくことで、成長を続けることでしょう。
エルイズビーは、ビジネスチャットツールの需要増加や成長する市場、優れた業績推移など、多くのポジティブな要素を持っています。そのため、将来的な成長性は高く評価されており、投資家にとって魅力的な銘柄となる可能性があります。しかし、市場競争の激化やテクノロジーの進化など、リスク要素も存在するため、投資判断を行う際には注意が必要です。
5. エルイズビーのIPO投資判断
エルイズビーのIPO投資判断を行うためには、以下のポイントを考慮する必要があります。
5.1 成長性の評価
エルイズビーはフィードワーカー向けビジネスチャットを提供しており、建設業、流通小売業、インフラ業、運輸・交通業など、幅広い業種に対応しています。業績の推移を見ると、売上高や経常利益が増加しており、将来性が期待できる銘柄です。ただし、黒字転換したばかりであり、PERが割高となっていることに留意する必要があります。
5.2 IPO市場の状況の考慮
2024年3月には多くのIPO銘柄が上場し、同日上場が4社となるなど資金の分散が懸念されます。エルイズビーの初値予想は公開価格の2倍程度となっており、引けまで初値を保つのは難しいかもしれません。また、公開株数の合計も1,454,500株と比較的少なく、資金流入が限られる可能性があります。
5.3 類似企業との比較
サイエンスアーツ(4412)は上場時に盛り上がった銘柄であり、エルイズビーの参考になるかもしれません。ただし、エルイズビーの業績規模は小さく、安定した業績とは言い難いため、比較は注意が必要です。
5.4 ロックアップ解除の影響
エルイズビーのVCのロックアップ解除は発行価格の1.5倍以上となっています。ロックアップ解除後の株価変動には注意が必要であり、投資判断に影響を与える要素となります。
以上の点を考慮して、エルイズビーのIPOに関する投資判断を行うことが重要です。また、具体的な投資判断を行う際には、個人のリスク許容度や投資目的に応じて検討しましょう。
まとめ
エルイズビーは、現場のDX化を支援する魅力的な企業です。ビジネスチャットツールの需要増加や成長する市場、優れた業績推移を背景に、今後の成長が期待できる銘柄だと考えられます。しかし、IPO市場の状況やロックアップ解除の影響など、慎重に分析する必要があります。投資判断の際は、自身のリスク許容度や投資目的に合わせて検討することが重要です。エルイズビーのIPOは注目に値する銘柄の一つといえるでしょう。
よくある質問
エルイズビーの主力製品「direct」はどのようなツールですか?
「direct」はスマートフォンで直感的に操作できるビジネスチャットツールで、タスク管理や掲示板、スケジュール管理などの機能を備えています。建設現場や店舗などの現場における業務効率化やコミュニケーション改善をサポートするツールです。
エルイズビーは情報セキュリティにどのように取り組んでいますか?
エルイズビーは情報資産の保護に力を入れており、ISO/IEC 27001:2013およびISO/IEC27017:2015の認証を取得しています。セキュリティ事故の発生ゼロを目指し、利用企業の情報セキュリティを確保しています。
エルイズビーの業績の推移はどうなっていますか?
エルイズビーの売上高は右�肩上がりで増加しており、2022年12月期には971百万円に達しました。一方で、経常利益と当期純利益は赤字が拡大している状況です。ただし、純資産額は増加傾向にあり、ストック売上高の比率も高いことから、今後の黒字化が期待されます。
エルイズビーのIPO概要はどのようになっていますか?
エルイズビーのIPO想定価格は920円、公開株数は1,454,500株、オーバーアロットメントは218,100株となっています。幹事団には野村證券をはじめとする複数の証券会社が参加しています。投資判断にあたっては、成長性や市場動向、類似企業との比較、ロックアップ解除の影響などを考慮する必要があります。